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コラム

2015年6月 国際的に活躍できる人材を作り出す情熱
国際的に活躍できる人材を作り出す情熱

国際的に活躍できる人材を作り出す情熱

伊藤智恵

先日、主人のビジネスに付き添って初めてフィリピンに行ってきました。
彼は持病の関係で一人では遠くに行くことができないという理由があったのと、フィリピンのデザイナー教育事情が聞けるということで「ついていきます!」と当事者より胸をワクワクさせて訪問してきました。

▲マカティ市内はいつも大渋滞

国内最大のビジネス都市・マカティ市のとあるデザイナー学校にて、どのような技術教育と運営をされているかを長時間にわたり伺うことができました。その中で知った文化差や教育事情は私にとって大変新鮮で興味深いものでした。

大きい問題はフィリピンの「学歴」の格差。大学を卒業しないとつけない職種があるなど、受けてきた教育に応じて歴然とした差があるとのことです。裕福層の子どもたちは早いうちから家庭教師をつけて英語を習得し、大学に進み自分の専門を極め、技術を持って海外で活躍します。これに対し貧困層の子どもたちは、学校に行っても学んだことをなかなか消化しきれず、勉強に追いつけないなどの要因から選べる職種が制限されます。フィリピンは海外労働も奨励していますが、そこでも選べる職種には「学歴」の格差がつきまといます。

ただし、IT系特にWebデザイン系はあまりそこにとらわれず、日本と同じでコミュニケーション能力があり、技術習得を自発的に行っていく人材は雇い手に喜ばれるようです。

訪問したデザイナー学校の学生は、働きながらさらにキャリアアップを図りたい人が中心とのこと。年齢は18〜20代後半が大半で、60歳くらいの方もいらっしゃるとか。経営者の方も多いそうで、学びに来るだけでなくそのデザイン学校自体に案件依頼の問い合わせも少なくないとのことでした。ビジネスにおける情報発信に力を入れたい企業が増加しているという印象を受けました。

学校の教育担当者や学生さんの様子を拝見しましたが、いうまでもなく情熱的に技術習得に励んでいらっしゃいました。お話しをしていても「世界に通用する力を手に入れたい」というプライドと姿勢が感じられ、他の発展途上国と違ったポテンシャルに「私も負けたくない」と引き込まれた数日間でした。

2013年、フィリピン政府は歴史上、最大の教育改革に乗り出しました。「K to 12」と呼ばれるその改革は、これまで10年だった義務教育を幼稚園から開始しする13年に伸ばしたのです。この改革により、フィリピンの強みである海外進出の土壌がさらに発展し、より優秀で面白い人材が輩出されることを期待しています。

▲ ディナーに大きなカニをいただきました!