株式会社ヒューマンエナジー

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コラム

2016年 夜のヒューマンエナジー『女将のつぶやき』Part.10 ~立場が人をつくる~
研修終わりの居酒屋での一こまを描いたようなコラムです

夜のヒューマンエナジー『女将のつぶやき』Part.10 ~立場が人をつくる~

女将

新年度が始まって二カ月余りが経った。新しい環境で孤軍奮闘している人も多いかと思う。
チームや課で長を務める立場になった人の中には「向いていない」そういう思いで日々の業務に当たっている人もいるかもしれない。
なぜ自分がこのポジションになったのだろうか?疑問に思う事もあるかもしれない。

つい最近、研修現場でこんなことがあった。
新入社員の彼は、最初は声も小さくおどおどした様子で、この調子で大丈夫だろうかと私の目には映っていた。そんな彼が研修の一環として行う発表会の、ある任務を任された。それは全体をうまく仕切っていかなければならない役目で、決して楽な仕事ではない。
それまで特に目立つことのなかった彼だが、丁寧に仕事を積み重ね、チーム全体を上手くコントロールし、時間の経過とともに顔つきも違ってくるようになった。
それはまさに「立場が人を作る」、そのものだった
もし、この時彼がその他多人数で行う役割の一人だったら、決してこのようなことはなかったはずだ。
チームの長という立場が彼の意識も行動も変えたのだ。

『長』『リーダー』というものを経験したことがない人に一度任せてみる。
それはみな、勇気のいることだと思う。
あの人では無理でしょう・・・などと思うこともあるかもしれないけれど、意外とやってみると出来たりするものなのよね。そう、立場がその人を変身させることがあるから。
もちろん、「どうしても自分が管理者でなければ気が済まない」タイプの人もいると思う。
そのどちらも、結局、大事になってくるのは『任せるという器量』ではないかと思う。
経験値の高い人が、あえてその仕事を誰かに任せてみる。
もちろん、自分でやったほうが早いし正確かもしれない。
失敗するかもしれない、そういう不安があっても一旦引いて、任せてみる。
そうすることが、立場が人を作り、人を育てていくのだと思う。

種をまかなければ芽は出ない。
水を与え、手をかけなければ花は咲かない。
時間と手間がかかることを面倒だと思っていては、育つものも育たない。
「立場」という土壌に「人」という種をまく。
バックアップすることを面倒だと思わずに、過剰な手はかけずに成長を見守る。
難しいことだけどね・・・

立場が人を作り、人を育てる・・・
女将の私も、日々皆さまに育てられております。
今後とも御贔屓に。