【コラム】2024年に ご好評いただいた研修 を振り返る ― ヒューマンエナジーが見据える未来

ご好評いただいた研修

「人材育成は、未来を切り拓く力となる。」
2024年も、当社は多くの研修を実施させていただき、改めてこの言葉を実感しました。AIの急速な進化や働き方改革など、私たちを取り巻く環境は変化のスピードを加速させています。このような時代において、企業の成功を左右するのは「変化に適応し、自ら成長を続けられる人材」の存在です。
ヒューマンエナジーは、こうした未来志向のニーズに応え、「自ら考え、学び、行動する人が活躍できる社会」を目指してきました。私たちが提供する研修は、単なる知識の詰め込みでは終わりません。受講者が現場で実践し、結果を出し続けるための「伴走型サポート」が特長です。

2024年特に高く評価されたのは、以下の3つの研修です。

  1. AI時代のキャリア研修 ~未来を創るためのスキルと考え方~
  2. 管理者の人間力を育むリーダーシップ研修 ~バランス感覚と具体的スキル~
  3. 現場直結型の業務改善研修 ~その場で生まれる具体的な解決策~

これらの研修は、多くの企業で実施され、受講者の成長を通じて組織全体の変革をもたらしました。本稿では、それぞれの成功の秘訣を振り返り、2025年以降の未来に向けた研修の可能性について考えていきます。
「人材育成は、未来を切り拓く力となる。」その一端を、ぜひこのコラムで体感してください。

2024年、多くの企業で高評価をいただいた研修の特徴を以下にご紹介します。


AIの進化に伴い、変化に柔軟に対応し続けるスキルが求められる時代。自分自身の強みを活かしながら、未知の未来に備える研修が注目を集めました。


技術力と人間力のバランスを意識し、若手社員の育成やコミュニケーションの強化を目的としたプログラムが多くの管理者層から支持されました。


現場で直面している課題に即した業務改善アイデアを生み出す形式が、多くの企業で成果を挙げました。

キャリア形成

AI時代のキャリア研修では、受講者が「これからの学び」を自ら考え、行動に移すきっかけを提供しました。事例をご紹介します。

  • 「IKIGAIベン図」(得意なこと、必要とされること、情熱を持てることの交差点を考えるフレームワーク)を活用し、受講者が自分の強みや情熱、社会的な必要性を再確認しました。
  • 個別AIスキルの習熟よりも、将来の社会変化によって個人がどのような働き方・スキルを求められるのかを各自が考えるように設定し、その材料を提供しました。
  • 結果、AIを活用するための「指示プロンプトの習熟」や「課題発見力」など、時代に即したスキルの重要性が議論されました。

この研修は、「未来を切り拓く力」を自ら身につける大切さを伝え、多くの受講者から共感を得ました。

【セミナー動画】AIキャリア研修のご紹介  ~AI時代におけるキャリア像を考える~

技術力だけでなく、部下に寄り添い育てる「人間力」を養うことが重視、さらに若い世代の価値観や働き方を学ぶ機会も提供されました。事例をご紹介します。

部下との効果的なコミュニケーション手法を学び、受講者が現場で実践する際の具体的な指針を提供しました。

無意識の偏見を克服し、公平な職場づくりを支援するプログラムが大きな反響を呼びました。

【コラム】無意識の偏見を克服し、公平な職場を! アンコンシャス・バイアス 研修の効果とは

平均年齢25歳の経営者層が率いる企業の経営会議を題材に、24時間働く熱意を持つ若手メンバーが、ブランドや事業に対して深い愛着を持ち、活発に意見を交わす姿勢が紹介しました。受講者である管理職層は、こうした若い世代の働き方に触れ、自身のマネジメントスタイルを振り返り、「部下の成長を支援できているか」や「挑戦の機会を与えているか」といった問いを深く考える機会となりました。このように、異なる世代の価値観や働き方を理解することは、管理職層にとって新たな視点をもたらす大きな価値となりました。

「40:20:40の法則」に基づき、特に研修後の40%に重点を置いた実践サポート体制を構築しています。6ヶ月間にわたる変革プログラムとして設計され、「働きやすさ」と「働きがい」の両立を重視し、具体的な行動変容を促す仕組みを整備しました。

具体的な取り組み
(1)実践プログラム設計
・月1回の進捗確認や課題解決セッション
・行動目標の設定と振り返り

(2)現場での支援体制
・上司と部下の1on1ミーティング
・チーム会議でのダイアログ手法活用

(3)組織全体での取り組み
・リーダー同士の相互支援体制
・定期的な効果測定と経営層のフィードバック

成果と変化
・コミュニケーションの質向上:オープンな対話文化の醸成や心理的安全性の向上
・リーダーシップの進化:若手への裁量権付与や公正な評価の定着
・組織文化の進化:「パーパス」を軸とした行動の定着と健全な文化の醸成

研修を単発イベントに終わらせず、経営幹部の継続的なコミットメントのもとで企業全体の変革を推進。これにより、持続的な成長を実現しています。

業務改善研修では、受講者が自らの現場で直面する課題を洗い出し、その解決策を考える実践型プログラムが展開されました。事例をご紹介します。

この形式により、受講者は自分たちの業務に対する新たな視点を得ると同時に、課題解決への第一歩を踏み出す機会を得ました。研修内で得られた気づきやアイデアが現場での改善行動につながり、多くの受講者と企業から好評をいただいています。

会社全体の利益構造を改めて理解する研修を実施しました。この研修では、外部講師が財務状況や利益構造を具体的に説明し、「自分たちの仕事が会社全体にどのように貢献しているか」を再確認する場を提供。これにより、社員全体のモチベーション向上につながりました。多くの企業で全社員を一堂に集めることが難しい中、社員総会の1時間を有効活用し、短時間で効率的に重要なメッセージを伝えるというスタイルが特に好評でした。この手法は、忙しい現場を抱える企業にとっても導入しやすく、今後の研修展開においても有効なアプローチと考えられます。

これらの研修が高く評価された背景には、「伴走型教育」を基盤とした以下の3つのポイントがあります。

1.研修から実践への橋渡し
管理者研修では、受講者が研修内容を現場で実践できる仕組みを整備することが重要です。多くの企業で成功している管理者研修では、研修後の支援に重点を置き、学びを業務に反映させるための体制を構築しています。例えば、6ヶ月間にわたる変革プログラムとして設計し、研修後に定期的なフォローアップセッションを実施することで、受講者が学んだスキルや知識を現場の課題に適用できるようサポートしています。また、受講者同士が実践結果を共有する場を設け、課題解決のための対話を深める取り組みも行われています。
さらに、現場での実践を支援する体制として、上司と部下による定期的な1on1ミーティングや、研修で学んだダイアログ手法を用いたチーム会議の運営が有効です。これにより、受講者が実践した行動や成果を振り返り、次の目標を設定するプロセスを継続的に支えます。また、部門を越えたリーダー同士の相互支援体制を構築し、学びを広げる環境を整えることで、研修の成果が組織全体に波及するよう工夫されています。
こうした取り組みを通じて、多くの企業ではオープンな対話文化や心理的安全性の醸成、リーダーシップの進化といった具体的な成果が生まれています。たとえば、若手への裁量権付与や育成型マネジメントの実践、公正な評価の実施が現場で実現されることで、働きやすさと働きがいが両立する職場が生まれています。 研修を単発のイベントではなく、現場や組織全体を巻き込んだ長期的な変革プログラムとして位置づけることで、企業全体での変革を後押しし、持続的な成長を実現することができます。

2.実践と理論の融合
行動経済学やナッジ理論、サーバントリーダーシップに代表されるリーダーシップ理論など、学術的な知見を取り入れつつ、それを現場に適用できる形に落とし込みました。この「実践可能な学び」の提供が、受講者からの評価を高める一因となりました。特にアンコンシャス・バイアス研修では、無意識の偏見に気づき、具体的な行動改善を促す内容が、企業の多様性推進にも貢献しました。

3.受講者に主体性を持たせる設計
研修の構成自体に、受講者が自分の課題に向き合い、具体的な解決策を導き出す仕組みを取り入れました。例えば、業務改善研修では、受講者自身が現場の課題を洗い出し、その解決策を考える場を提供。これにより、受講者の主体的な学びと行動が促進され、企業全体の成果に直結しました。

ヒューマンエナジーは「学びが変革を生む」という信念のもと、2025年は、特に以下の取り組みを推進していきます。

1.行動変容を促す新たなプログラムの開発
行動経済学の応用やAI関連研修等、受講者が職場で新たな視点に基づいて具体的な行動改善を実現できる研修を強化します。

2.テクノロジーを活用した柔軟な学びの提供
AI技術を活用し、個別最適化された学びの場を提供。これにより、物理的制約を超えた柔軟な学びを可能にします。特に研修後フォローアップに活用し、効果を今まで以上に高めます。

3.未来志向の研修テーマの拡充
多様性や心理的安全性、AI時代におけるキャリア形成など、これからの時代に即したテーマを研修に取り入れ、個人と組織の持続的な成長を支援します。

ヒューマンエナジーは、企業や受講者とともに未来を見据え、「成長を楽しむ組織づくり」を目指して進化を続けていきます。

2024年、ヒューマンエナジーが提供した研修は、多くの企業で高評価を得ました。その理由は、研修後のフォローアップ、実践と理論の融合、受講者主体の学びを重視した「伴走型教育」の成果にあります。
特に、AI時代のキャリア研修、管理者の人間力を育むリーダーシップ研修、現場直結型の業務改善研修は、受講者の成長を促し、組織全体の変革を後押しする結果を生み出しました。
2025年も、AIや行動経済学を活用した新しい学びの提供、多様性や心理的安全性をテーマとした研修拡充など、さらに進化を続けます。企業と個人がともに成長し続ける未来を目指し、引き続き価値ある学びを提供していきます。

ヒューマンエナジーの「カスタマイズ研修」では、お客様が抱えている課題をお聞きし、目的や組織や人物像を理解して解決案を提示し、個別に研修を組み立てます。カスタマイズ研修には4つの特徴があります。「ビジョン反映型」「社会の変化に対応」「ワークショップ中心」「ゴールまで支援」の4つです。当社では、お客様のニーズに応じた柔軟な研修プログラムをご用意しています。企業の個別の課題を丁寧にお伺いし、それぞれに最適な研修やソリューションをご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

お客さまの目指す組織・求める人材像を把握した上で、経営ビジョンに沿った研修を実施します。

お客さまのお悩みを伺いながら、VUCA時代に激化する市場競争に対応できる人材と組織を開発します。

受講生同士のコミュニケーションを大切にしながら、互いの考えや気づきを共有することで相互理解を促します。

研修後も伴走し、目指す組織・求める人材像に向き合い続けます。


今回ご紹介した研修の振り返り・評価のサポートや、お客様の課題やご要望に応じて年単位・半年単位での組織変革・人材改革も支援いたします。
企業研修のことならヒューマンエナジーにお気軽にお問い合わせください。

株式会社ヒューマンエナジー
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企業研修 研修講師 ヒューマンエナジー堀里恵

株式会社ヒューマンエナジー
人材育成トレーナー、キャリアコンサルタント
堀 里恵(ほり りえ)


【資格】国家資格キャリアコンサルタント、両立支援コーディネーター基礎研修修了

1,000人以上の学生指導経験。就職活動対策講座を通して自信を持って活躍できるキャリアパスを醸成します。エンゲージメント向上研修では目指す組織・求める人材像をヒアリング。お客様と共にプランを作成します。

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